白雲抱幽石
2010年 03月 02日
「白雲幽石を抱く」
ふとしたことから、この言葉が印象に残り、
及ばずながら、ネットや禅語辞典などで調べて
見ることにしました。
禅塾でよく使っている、禅語カルタにも、この
禅語は含まれています。
調べたところによると、
寒山詩の冒頭部分にある語で、もともとは
晋の謝霊雲(しゃれいうん)の作とか。
どうしても、この言葉を暗記しなくてはいけない、
というとき
まずは、頭の中でイメージをする。
どんな風景か。
ネットで探してみました!
(画像が、だんだん小さくなってすいません)
深山幽谷のなか、かまびすしい世間から離れて、
ひとり脱俗した心境をうたっている一部に
あります。
時々、自分のこころのうちに、ぱぁ~、と
このようなところに、脱出できたらいいなぁ、
と思ったりもしますが。
漢詩でも、茶道の掛け軸でも、この有名な言葉。
先入観をもたせないため、このようなイメージを具体化
するのは、ルール違反かもしれませんが、
頭の中のイメージを現物化することは、
たやすい理解にもつながります。
いい意味でも悪い意味でも。
さて、次はどんな禅語にしましょうか